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一六タルト パッケージリニューアル

  • CATEGORY: 松山のイマ
  • DATE: 2020.03.24

愛媛県産柚子を使った一六タルトの素材感を出したフィルムデザインに一新いたしました。黄色をベースカラーにグラデーションをつけ、柚子の香りが広がっていく様子を表現しています。他の季節限定の一六タルトと統一感を持たせたデザインとなり、売場がより華やかになるように工夫しました。また、和紙からナイロンに素材を変更し、マット調の表面加飾を施すことで品のある風合いを演出しました。

 

<旧デザイン>

 

<新デザイン>

タルトは、江戸初期に久松家初代藩主・松平定行公が、ポルトガル人から教わったといわれています。長崎探題職を兼務していた定行公は、ポルトガル船との海上での交渉の折に、ポルトガルのお菓子を食し、その味を気に入り、製法を松山に持ち帰ったとされています。
その南蛮菓子タルトは、カステラの中にジャムが入ったもので、現在のような餡入りのタルトは、定行公が独自に考案したものと思われます。その製法は後に久松家の家伝とされ、明治以降、松山の菓子司に技術が伝わり四国の名菓となりました。

「一六タルト」は、口当たりが良く、やわらかでキメ細やかなスポンジと、ほんのり上品な柚子風味の餡が特徴です。スポンジに餡を巻く作業は、創業時から変わらずひとつひとつ丁寧に手作業で巻き上げています。ふわふわのスポンジで餡を人の手でやさしく包んだ「一六タルト」の上品な味わいをご堪能ください。

  • Written by: matsuima
  • Date: 2020.03.24